急性腎盂腎炎で自宅療養を言い渡されたんだけど 熱が下がってる間は元気なんですよね・・・
寝てるようには言われているものの 流石に24時間寝てるのはムリ・・・
昼に解熱剤飲んで夕方下がって また夜中に上がって・・・
ガクガクブルブルで眠れないからもっかい解熱剤飲んで。
でも昼からずーっと寝てたから結局眠れない。
じゃあ 本読むか! 最近FFXIVとあつもり忙しすぎて(ヲイ)
なかなか読書の時間取れてなかったものね。
読まないくせに、気になった本は買っているというこの性分。
と いうわけで 「いつか読む!読みたいもん!だから買っていい!」という謎のルールで購入し、積読されていた本の中から 手近なところにあった この本を読むコトにしました。
なかなかに分厚いし、眠れぬ夜の友ならそれでよし。
眠くなってもそれでよし。
で、読み始めたのがの深夜2時。
1時45分に解熱剤飲んだらガクガクブルブルおさまってきた丁度その頃ね。
うん。 えっとね。 これね。 やめられないね。 続きが気になってね。
日中食欲なくてほとんど食べてなかったせいか、お腹も空いてくるしね。
真夜中にちょっと食べながら読み続け気が付いたら5時
残りは後「3部」のみ!
もうちょっともうちょっとと読んでたけど、読むのそんなに早くないから 気になって仕方ないんだけど、そろそろ睡魔が押し寄せてきた。
6時の時点で10時に目覚ましかけて一旦おやすみなさい。
で、結局 地震で起こされたんですけどね。
いつもなら そのまま眠り続けるくせに、起きて続きを読むんだから よっぽど面白いってコトですよ。 で、大人しくベッドに転がって読み続けました。 久々に読んで一気読み出来る本に出会うと 読書欲が再燃する(気がする)
これ、3部作らしいので、続きが楽しみです。
「自由研究」と 聞くと 夏休みの やりたくないけどやらなくちゃいけない でも、何をやればいいのか 課題がアバウトすぎてわかんない宿題だ というのが子供の頃の私の認識。
でも、この自由研究は それとは違うもの。
”「自由研究で得られる資格」高校卒業試験と並行して独自に行うプロジェクト”
だそうだ。
日本人の私には「そういうものがあるんだ」としか言えない。
とにかく、そういう課題に「自分の住む街で起こった殺人事件」に関して調べる
という、かなり難しいテーマを選んだ主人公ピップ。
けれど、その動機を聞くと、ピップの正義感の強さと真実を追い求める探究心と人を思いやる優しさとが理解できる。
ただ、ピップよ、許可が下りた時点でモーガン先生に強くとめられていたよね。
「デリケートな問題には深入りするな」 と。
でも、モーガン先生はこうも言っていた。
「あなたがあっさり引き下がるような生徒ではない」と・・・
先生 あなたは 正しい (´_ゝ`)
一番最初がこれですもの。
興味深々です。読者は。
そんなピップがどういう風に この過去に起きた事件を見なおしていくのか。
ハラハラすることも多くって
ティーンエイジャー無謀すぎ!って叫びたくなるくらい。
他人を装ってラインしたりとか バレたらどうするのよ とか
人の家に無断で家探ししに入ったり とか
麻薬ディーラーを突き止めるために(これだけでヤバイ)カラミティパーティーに行ったり
麻薬ディーラー尾行したり
しかも、脅迫も何回もされているのに・・・
それでも真実を求めて突き進むピップ。
真っ先に、殺人犯とされた(その事に疑いを持ったから始めた自由研究だけど)サル(サリル)の家に突撃する勇敢さ。
そこでラヴィと出会い、ラヴィもピップ最初は怪しんでいたけれど、兄の無実を証明したいとずっと思っていたから、自ら協力を申し出る。
1人だと危険だと(読者)は心配していたからここで相棒が出来るのは安心。
ピップのキャラのせいなのか、はたまたティーンエイジャーという年齢からなのか、重苦しくなりそうなところも、むしろ くすり と笑ってしまう微笑ましさがある。
内容はおもーくおもーくふかーいんだけど。
操作方法がまた新鮮。
勿論、探偵役は、警察でも刑事でもなんでもない ティーンエイジャー二人。
その二人がどうやって情報を集めていくか。
現代なんだ!!!
って(笑)
一番そう思ったのは、パソコンもUSBも破壊するように指示され、バーニーの為に自らその指示にしたがって破壊した後。
ラヴィを守る為に、もう自由研究はやめた。PCも破壊した。とラヴィに告げ、
これで、もう、バディ関係は解消か と思わされた矢先
やっぱり諦められない!とラヴィがまたやってきて、
「ピップの事は良くわかってる ピップがそんな事言うなんて何かあったはずだ!」
って もう王子様?
それでやっとピップは誰にも相談できなかった「脅迫されていた事実」「バーニーが被害者(犬)になってしまった事実」を打ち明ける事ができて。
もう、このくだりは号泣でした。
で、改めて自分たちで犯人を特定する と誓いあう二人。バディ再結成。(解散してたの1日だけ)
でも、パソコンもUSBも壊しちゃったし。写真も捨てたって言ってたし。
そんな時、ラヴィが今まで調べた経緯を備忘録として自分のPCに入れてたから、とかいう話が出てきて、安易な読者(自分)は、ラヴィ流石ね、そうよね。それ見つつ思い出せること書きだして・・・ とか思ってたら
ピップの「調査記録なくしてない」発言。
ラヴィの「はぁ?」 うん。一緒に「はぁ?」って言ってた。
「クラウド上にバックアップを保存してるから」
そんな手がありましたか!?
これ、若者(いや、若者だけではないのだろうけれど)なら当たり前なんだろうね、今の時代。
でも、仕事でがっつりワードもエクセルも使ってますぜ! って人ならそうなんだろけどさ、
我らのようなエッセンシャルワーカーで MOS?それってあれでしょ?ハンバーガー屋さん。
とかいう返事が返ってくるような環境にいると、忘れてますわ。
家でPC使ってても、データふっとんでも早々気にならない使い方しかしてないと特にね・・・
いやぁ
時代を踏まえて推理小説は読んでいかんといかん。
とにかく、読み手がハラハラすることが多すぎよ!ピップ!
心配で心配で・・・
物語なんだから、なんとかなるって思ってはいるんだけど それでも心配。
調べて行く間に、どんどん容疑者も増えて行くし。
しかも、絶対に疑いたくない人まで容疑者として名前が上がってくる。
どうせならこの人物が犯人ならいいなぁ と 読み手もピップ達の事考えて心配になっちゃう。
でもね。
犯人であって欲しい人が犯人であることって 推理小説の中では ほとんどないのさ。
最初から犯人がわかってる 犯人目線の倒叙法なら話はまた別だけど。
犯人であった欲しい人が犯人であることって その推理小説多分面白くない。
推理小説の醍醐味は「えーーーー!」
って読みながら言うコトだもん(´_ゝ`) ←個人の見解です。
ラヴィの兄 サルに無実の罪を着せ、彼を殺害した犯人は突き詰めた。
だけど、バーニーの事は知らなかった
!?
ただでは終わらない。
もう一人 犯人がいる!
いや、もう、ほんと ピップ危険すぎる。
最後はどう考えても、読み手は気づいていたぞ?
そのお茶は飲んではいけない。
「お茶を飲みほした」
これを目にしたとき
「ああああああああああああ」 と心の中で叫んだよ>ピップ
どう考えても、その中にロヒプノール混ぜられてるとしか考えられないじゃないの!
しばらくは、何事もなく犯人の告白が進んでいくので、一瞬「あら、気を回しすぎたかしら?や~ね~。推理小説とその手のドラマの観すぎね。うふふ。」と思ったんだけど
いや やっぱ 予想通りの展開だったよね。うん。
でも、大丈夫。王子様が危機一髪で助けに来てくれた。パパ共々。
この二人、もう既に家族公認だな。
3か月後のEPQの発表会。
ピップの最後の言葉がピップの一番言いたかった事なんですよね。
ティッシュ手離せなかった。
早く続きを!!!!
次は出たらすぐ買ってすぐ読む!
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