陪審員制度ってものがあるのは知ってます。
けど、
どうやって選択されるのかは知りませんでした。
登録されてる人間に、ランダムで裁判所が決めて「召喚」するもんだと思ってた(´・ω・`)
まぁ、アメリカと日本では違うんだろうけどさ。
で、アメリカでは、
候補者が裁判所に出向いて、原告側、被告側、両方の弁護士が、判事の質問に答える彼等を観てその中から選ぶんですね。
で、その選ぶ為に、「陪審員コンサルタント」なる職業がある。
なんというか、色んな仕事があるというか、
なんでもビジネスになるというか。
最初に目をつける人ってのは、先見の明があるんでしょうねぇ・・・・
でも、なんだかな(´・ω・`)
コンサルタント とは いったいなんぞや(´・ω・`)?
コンサルティングをする人とあるが(´・ω・`)?
コンサツティングってなんぞや(´・ω・`)?
クライアントに対して、専門知識を活用し相談に乗ったり、指導したりするコト。
だから、それをする人がコンサルタント。
経営コンサルタントとやらを良く耳にしますが、
いやぁ、調べてみると、ものっそ色んなコンサルタントっちゅー職業があるんですね。
もう、ある意味、名乗ってしまえばそうなんか?
言い換えたら、
お医者さんは 病気コンサルタント
薬剤師さんは 薬コンサルタント
看護師さんは 健康コンサルタント
みたいなカンジか?
余談が長くなりましたね(´・ω・`)
「陪審員売ります。」
陪審員を取り入れる事で、裁判は動かせる。
原告側、被告側 両方に売り込んで・・・・・
陪審員の中に潜り込み、陪審員の心理を捜査していく。
どっちの味方なのか、わからない。
原告側?被告側?
被告側のやり手陪審員コンサルタント=フィッチは、陪審員を脅したり、陥れたりし、被告側に有利になるように、汚い手をつかってくる。
それでも思うように陪審員を動かせないフィッチは、「陪審員売ります」と電話してきた謎の女マーリーに取引に応じると電話するが断られる。
マーリーには、殺し屋を差し向け、その間に、マーリーの仲間だと見当をつけた、陪審員のイースターに接触する。イースターの素性も家に放火してまで調べ上げて。
そして、イースター経由で陪審員を取りこむ為の取引を成立させた。
と 思わされてたの。
マーリーとイースターは、過去に学校で起こった銃撃で、愛する人を失った過去があった。
彼等の住む街全体で、銃器メーカーを訴えたが、フィッチにより、街は敗訴。
今回の裁判は、二人がフィッチに復讐をする為のものだった。
フィッチのやられた感、マーリーとイースターのやり遂げた感。
原告側弁護士ローアの、謎が解けた感。
しっかり伝わってきました。
良い役者さん達ですね。
劇中にこんな会話があります。
ローア「うごめくのはただひとつ自分が破滅させた人々の亡霊だけだよ。」
フィッチ「君に一理あっても、そんなものはくそくらえだ。それがわたしの生き様さ。」
結末を語ってたね。
実際には、ありえないんだろうけれども
話としては、非常に面白かった。
ジョン・グリシャム 面白いな。
あぁ、ペリカン文書も彼でしたね。
本で読むとまた違うんかなぁ・・・・・
手をつけたい本が、作家が、増えた気がすんで・・・・・(/ω\)
陪審評決〈上〉 (新潮文庫) 陪審評決〈下〉 (新潮文庫)
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