号泣
いやー 泣いた泣いた。
死神が見てきた人の生き様を語る形で進む。
主人公リーゼルが里子に出された家のお母さんは、最初、きついだけの人かと思わせておいて、本当は、ものすごく優しく、思いやり深いのが分かってくる。
お父さんは、最初から優しくて、理解があって、一見弱そうで、本当は芯の強い、勇気ある人。
そんな二人に守られながら、第二次世界大戦のドイツを生きるリーゼル。
隣に住んでいるルディも、彼女の支えとなっている。
ある日、パパが過去に命を助けられた人の息子マックス(ユダヤ人)が命からがらやってくる。
ユダヤ人というだけで迫害される、匿うだけで、粛清される世の中で、彼を匿いつづけた。
生きる。
生きることのすばらしさを、この生活の中で、この家族は、全身で感じていたのだろう。
人は、いつか死ぬのだから。
ひとつひとつの出来事が、やさしさで包まれていて、クライマックスは、涙腺が爆発でした。
止まらん。
涙が止まらん。
目がパンパンです。責任取ってください(>_<)
救いは、戦争が終わった事と、マックスと再開できた事でしょうか・・・・・
ルディのお父さんが生きていて、また泣いた
死神が、「彼に一番貢献したのはわたしだろう」だって。
貢献しなくていいです。
人間は、1人の中に、良い面も悪い面も併せ持つ。
戦争は、その悪い面が特化してしまっている。
なんで戦争なんかするんだろう。
戦争中は、勝った、負けた、何人殺した、殺された、
そんな事に一喜一憂していたんだろうか。
それが、何になるというんだろう。
戦争という熱病から覚めた時、残るのは、何なのか。
後悔、反省、言い訳、罪のなすりつけあい。
ひどいと、それに便乗した嘘。
戦争は絶対にダメだと思う。
食物連鎖以外で、同類を殺しあうのって人間だけなんじゃないの?
食べるワケでもない。ただ、殺しあう。
自分たちに直接ふりかかった大義名分でもなく、大義名分を振りかざしている一部の人間の為に。
その一部の人間は、前線に向かうこともせず。
戦争反対。
絶対反対。
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