どこかにいるような、そんな家族の物語。
バラバラになっていた家族の心が、母親の病気が発覚したことで、ひとつにまとまっていく。
そういうと、それこそ、映画やドラマで良くみかけるシチュエーションと思いがちだが、
住宅ローンの返済がまだ。
母親が病気で、入院費用がかかる。
長男の家は子供が生まれて養育費などがかかるから、と、嫁の締め付けが強い。
次男は定職を持たず・・・
などなど。
経済的な問題が山積している。
これは、原作者の実体験に基づいた物語だそうで。
なんと表現してよいのか・・・・
大変でしたね・・・・
これは、どこにでも起こりうる話。
淡々と、語られるので、余計につらい。
母親の病状から、病院で受け入れてもらえず、兄弟二人で、検査データを持って、病院巡りをするシーン。
ある病院の先生が、彼等の思いを受け取って、もしかしたら診てもらえるかもしれない病院を紹介してくれたシーン。
号泣・・・・・・
今、思い出しただけでも、涙がでます。
こういう映画は、本当に、淡々と役者さんが演じてくれればくれるほど、観ている方が、勝手に想像して感情移入して、感動しまくるのだろうか。
それは、役者さんの表現の素晴らしさに影響されるんだろうなぁ・・・
大げさな演技もできる人は、それこそ自然な、日常生活と見紛うほどに、自然な演技もできるのだろうと思います。
この、家族を演じた4人の役者さんに、拍手を送ります。
家族の大切さ。
家族の愛情表現。
家族とは何か。
いい映画でした。
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