原作:三浦しおん
舟を編む (光文社文庫)
はい、原作読んでいません。
なので、「舟」を造る話だと 思っていました。
映画の最初で、編集部が出てきて、「???」と思ったわけですね。
申し訳ない。
「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」
と、いう意味だそうで。
辞書編纂っていうのは、ものすごく時間がかかるものなんですね。
その時々の言葉を拾い集め、意味を表していく。
物語の中で編纂しようとしている辞書「大渡海」は、ただの辞書ではなく、
今の時代に溢れている若者言葉といわれる「ら」抜き言葉や、意味が違って使われるようになった言葉などを網羅することを目指す。
「今を生きる」辞書
熱い男たちの戦い。
地道な作業が結果を生む。
6万語ってどんだけや!?
実際、言葉の意味、間違えて使ってるのってイッパイあるわなぁ・・・・
それが、もう、まかり通っておるし。
一番わかりやすい例が「全然大丈夫」でしょうか?
全然という副詞は、
本来は、否定的表現や、打消し表現につながるように用いるんですよね。
だから「全然大丈夫じゃない」ってのが、本来の使い方だったんでしょうね。
今じゃ、最初の使い方を聞く事の方が多いのではないかしら?
そのような、展開していった言葉が、年々増えているんですよね。
ら 抜き 言葉 も 今じゃ普通だもんな。
言葉というものは、そうやって、進化(?)していく「生き物」なのでしょう。
言葉の面白さって、そこにあるのかもしれませんね。
映画面白かった。
原作も読みたいわ。
あぁ、こうやって、読みたい本、読みたい作者が増えていく・・・・・
いいんだ。
時間はあるんだもん!
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