1989年　　アメリカ　　　監督：フィル・アルデン・ロビンソン


フィールド・オブ・ドリームス [DVD]

　　　

原作は、W.P.キンセラの「シューレスジョー」


シューレス・ジョー (文春文庫)




「ブラックソックス事件」に関しては、実際に、ジョー・ジャクソンが関わっていたのかどうかもわからないんですよね？
関わっていた　事になっているけど、色々検証すると、やっぱりわからない事が多いんですよね？
だけど、それに対してジョー・ジャクソン自身も、語っていないから、色んな推測がされる。
プロ野球選手という職業は、「夢を売る仕事」だけに、処罰も厳しい。
いや、まぁ、本当に、野球賭博に関わっていたのだとしたら、それはそれ相応の処罰が下されるべきだと思う。
今、日本の野球界でも、そんな話がありましたよね・・・
少し前だと角界でも、そんな事がありましたが・・・

そういう事に手を染めてしまった人々は、何か、その時、心に闇を抱えていたりしたのかな。
だからといって、やって良いとは、言いません。
だけどさ、絶対、そういうのって、バレるじゃない？
隠し通せるかっていうと、難しいと思うの。

ジョー・ジャクソンの件に関してですが、
自ら手を染めたというより、巻き込まれたかのような風に記述されていたりしますね。
事実は、本人がもういないので、分からないですが、非常に優秀な選手だったようなので、
ファンも、本人も、球界追放は、痛手だった事でしょう。

何も言わなかっただけに、彼が本当にかかわったのかどうか　を　ファンは推測し、事実を知りたいと思ったんだろうなぁ・・・
この映画も、そんなひとつなのかなぁ。


レイ・キンセラという主人公が、父親と絶縁したまま、父親が亡くなってしまっていた。
自分も父親になり、家族を養っている。
ある日、トウモロコシ農場で働いていると、「If you build it, he will come」という声が聞こえてきて、普通なら空耳だとか、なんとか、聞き流す所であるだろうけれども、作ってしまうところがスゴイ。
野球場ですよ？
どんだけ大変か？
でも、何かに憑かれたように、キンセラは野球場を作るのだ。

そこに、ジョー・ジャクソンがやってきた。

聞きたい事がイッパイあるキンセラなんだけど、
そこは、はっきりとは答えてもらえず、うにゃむにゃしたカンジの返事ばかり。
「he」って、ジョーの事なん？

ブラックソックス事件で永久追放された他の選手や、
過去の選手たちが、日に日にトウモロコシ畑野球場に増えてくる。
とうとう、試合が出来る程の人数も集まってきた。

家族で試合を楽しむ。
だけど、それは、他の人には見えない。
親戚にも見えない。
「夢」を信じるものにしか見えない。

奥さんのお兄さんは、もうからないトウモロコシ畑、しかも、野球場なんかにしちゃって、
その土地を売れ売れとうるさい。
しかし、ある出来事の後、彼にも、その世界が見えるようになり、応援してくれるようになる。

また、作家のテレンス・マンは、その本の内容から、時代の中で迫害されていた。
彼なら、この世界がわかる。
いや、この世界を知ってもらうことで、彼に復活してほしい。
最初は疑うし、怪しまれるし、信じてもらえなかったけれど、実際に野球場に連れてきたら、
シューレス・ジョーに驚き、その世界に引き込まれていく。
そして、最後、彼は、本当に、彼等の世界に行ってしまうあたりがファンタジー。


さて、ここで戻ってみよう。
「彼」って誰やねん！？


それは、キンセラのお父さん。
きちんと和解できないまま亡くなってしまった父。

「彼」が　帰ってきた。


ファンタジー
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男の為のファンタジー(*´▽｀*)

嫌いじゃないわ。こういうの。
なんというか、上手く言えないんですけど、ムーミンみたい。
え？ちがう？