2014年 フランス・アメリカ・ベルギー・イタリア合作
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 [DVD]
2014年5月 カンヌ国際映画祭 オープニング作品
http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 [DVD]
2014年5月 カンヌ国際映画祭 オープニング作品
http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/
グレース・ケリーという女優の人生。
ハリウッドでの活躍を約束されていたグレース・ケリーが、それを捨て、モナコ皇妃となった、その後の苦悩を描く。
グレースが、皇妃となった時代は、太平洋戦争下でもあったんですね。
小さな国、モナコを、保護下においてやっている というフランスが圧力をかけてくる。
ハリウッドに戻ってとのオファーもある中、モナコ皇妃として生き抜く決意をしたグレース。
政治にも関わっていく。
グレース・ケリーという武器で。
強く、美しい、皇妃。
「愛」を貫いた。
実際、史実に基づいた
と されているが、グレースの子供たちからは、批判が相次ぎ、修正するよう要望があったそうですが、監督は修正しなかったそうで、史実というよりは、フィクションの扱いらしい。
どこまでが、史実に基づき、どこからがフィクションなのかはわからない。
レーニエ大公の表現が、子供たちが気にいらなかったというのもあるようだが、
ただの観客としてのワタシからすれば、レーニエ大公についての表現が気になったかといえば、
全くそうではなかった。ご家族様からすれば、少しでも、史実と違う事は、気になるだろうが。
この映画の主人公は、あくまでグレース・ケリー=ニコール・キッドマン なので。
多かれすくなかれ、伝記映画 というものには、フィクションが混ざるものなのではないか と
多分、映画を観る人々の頭の片隅には、そういう思いがあるのではないかなと。
史実に忠実に を求めるのであれば、伝記映画の形では厳しいのではないでしょうか。
だって、本人と、その周囲にいた人々は、伝記映画を作る時点で、この世にはいない可能性が高いし、存在していたとしても、「記憶」をたどるわけだから、それこそあやふやなものであって、「記憶」を持っている人の主観が混ざるわけだから・・・・
その「記憶」の持ち主が、その人、その物、その出来事に対して、どう思っているか次第で、話の方向性が真逆になるよねぇ・・・・とか思ったり。
だから、史実に忠実っていうのは、「記録フィルム」でしか無理なんではないでしょうか?
それでも、部分的にカットされたりすると、意味が違ってきたりするものですからね・・・・
まぁ・・・・
映画 に なった時点で フィクション なんじゃないのかな って思う次第。
ワタシは ですけど。
周りの人物はどうであれ、グレース・ケリーという人が、愛に生きたということを、しっかり感じる事ができました。
グレース・ケリーも美しいけれど、
ニコール・キッドマン、あなたも美しい・・・・・。
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