裁判もの なんだけど、観た印象では 家族ドラマ な印象の方が強かったヨ。
良くできた兄
自分(主人公)
発達障害の弟
兄は父親のお気に入り。
弟は障害もあるせいか、大事に守られている。
まぁ、ワタシも、きっと拗ねてひねくれるな。真ん中ならな。
主人公も御多分にもれず、少年時代はちょっとグレてた。
で、悪いコト(子供のやることではありますけれど)ばっかりしてて、
あるとき、良くできた兄を巻き込んでしまった。
兄は、大リーグからスカウトもきていたのだが、巻き込まれた事故で腕を怪我し、大リーグを諦める事になる。
その後はまぁ、普通の人生。
主人公は罪悪感もあり、家族に溶け込めない。
判事の父に認められようと努力したんだろうな。
優秀な弁護士になった。
でも、父は・・・・・
父親は、兄と弟はハグするのに、主人公にはしない。握手まで。
弟は良くできた兄が大好き。自分のコトも好いてはくれているけど、好きの度合いが違うのを隠さない、隠せない。
そんな、浮いた状態の自分が、父親がひき逃げで訴えられた時に、弁護をする。
お互いに、すれ違い会っていた親子だったけれど、弁護をすることになったことで、
父が隠していた事が徐々に明らかになってくる。
父は、自分を嫌っていたワケではなかったのだ。
ただ、どう、扱っていいのかがわからなかったのだろう・・・・・
本当は、ものすごく愛していたんだよ。
ラスト前、二人で湖に釣りに出かける。
分かり合った二人。
そして父はなくなる。
静かな湖が、二人の関係を表現している様・・・
父親の葬式の後、兄が、自分を抱きしめる。
言葉にならない。
兄は自分の未来が潰れてしまった事で、自分を恨んではいない。
自分は兄に対して、ずっと罪悪感を感じながら生きてきたけれど、兄は父に似ている。
愛している、恨んでいない事を、伝えられずに生きてきた。
最後のハグで全て伝わる。
自分=ロバート・ダウニー・Jr もいいけれど、
父=ロバート・デュバルも良い。
そして、この、兄=ヴィンセント・ドノフリオが良い。
まぁ、批評家からは、結構酷評されたらしいんだけれども、
ワタシは、感動したよ。
好みの問題ではなかろうか。
家族って、面倒くさい。愛してるのに、うまく伝えられないの。
愛すべき、家族。
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