映画を観た事がなくても、音楽だけは知っている。
ワタシでさえ知ってたんだから、かなり多くのヒトが。
えー、現代史が、頭に入ってない自分のおバカさ加減が良くわかります。
ホント、ワタシ、何も勉強してないわ。
第二次世界大戦後のウィーンて米英仏ソの四分割統治になってたんですね・・・
大変だったろう・・・・
ほんとに、もう、戦争はイカン。
ヒトがヒトをヒトと思わんようになってまうのはアカン。
そんな中での出来事。
親友に仕事があるからおいで と言われてウィーンに来てみた売れない作家マーチンス。
彼の下宿にたどり着いたら「死んだ、今葬式中」とか、管理人に言われ、葬儀に向かう。
そこで、キャロウェイ少佐と知り合うんですけど、彼から、君の親友はペニシリンの闇取引をしていた悪人だったと聞かされる。
真相を突き止めようと動きはじめるマーチンス。
親友=ハリーの恋人だったアンナに出会う。
アンナと、一緒に動くマーチンス。
ひょんなことから、管理人が、現場を目撃していた事を知る。
3人が運んでいった。彼は即死だったハズ。2人の事はわかってる。もう1人=第3の男が誰がわからない。
それは誰?
事件に関わる事をいやがっていた管理人だったんだけど、思い直して協力しようとしてくれた途端、今度は彼が殺される。
そして、マーチンスが容疑者に。
アンナはアンナで、国籍詐称がバレてつかまっちゃった。
どうしようもないマーチンス。
そこに現れたのは、死んだハズの親友=ハリーだった・・・・・
第3の男はハリーだったのだ。
ハリーの悪事を知ったマーチンスは、キャロウェイ少佐にもちかけられた、ハリーを捕まえる為のおとりになることで、アンナを釈放してやるという提案に乗る。
下水道に逃げこんだハリーを追う。そして、銃撃戦。マーチンスが撃った一撃がハリーの命を奪った。
ハリーの本当の埋葬。
アンナは、マーチンスに見向きもせず、真っ直ぐ前だけを観て、歩き去っていく。
アンナからしたら、ハリーは恋人で、死んだと思ったら生きてて、でも悪人と言われて信じきれないまんま、結局本当に死んでしまったワケですからねぇ・・・
マーチンスさんが、色々さぐらなければ「事故死した恋人」で済んでいたところを、ほじくりかえされて、悪人として死んでいったワケですからねぇ・・・
そら複雑ですわな。
ある意味マーチンスさえいなければ、アンナさんの心理としては悲しいけど、なんというか、いや~な思いを抱える事はなかったわけですよねぇ・・・
マーチンスさんはマーチンスさんで、正義を貫いたわけで、実際に悪い事したワケではないんですけれど、ハリーさんとアンナさんからしたら・・・・・ってトコですよねぇ・・・・・
最後、下水道の中で、マーチンスさんとハリーさんが対面した時の、あの二人の表情。
顔だけでものを言う。
グググッときます。
あそこ。
そのあと、銃声、で、マーチンスさんが遠景の中歩いてくる。
マーチンスさんが、ハリーさんを撃ったんだな ってわかる演出。
流石、名優!!!!!
いやーここ、やられる。
そして、ラストシーンの アンナさんが歩いていくシーン。
ここ。
このラストの2シーン。
もう、ホントやられる。
名作だ。
ホント名作なんだ。
観た方がイイと言われる所以がわかった気がしたヨ。
思い込みですけどね!
いやー、映画ってほんっと うにゃうにゃうにゃうにゃ。
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