2016年8月6日から劇場公開だそうでっす。
創元さん一押しなのかしら?
そんなワケで、気になったので読んでみました。
基本的に、SFは、あんまり得意ではないんでございますけれども。
で、これは・・・
高層マンションで起こった・・・事件だよな・・・・・
設定としての、この高層マンションは、なかなか理想的。
ワタシも夢みたコトのある設定です。
マンション自体が、ひとつの街として機能している。
もう、そのマンションの中で、全てがまかなえる。
まぁ、もちろん、仕事に行くことは、そこから出て通うコトにはなるんですけれども、
学校もある。スーパーもある。ジムもある。
主婦のみな様なんかは、マンションから出なくても色々とまかなえるようになっている。
引きこもるにはもってこい!!!
住みたい!と、そう、思ったヨ。まぁ、今はもう、思ってないけどね・・・・
主人公の一人、ロバート・ラングさん。
仕事以外は引きこもっていたいタイプ。
ワタシと気が合いますな!
2000戸の巨大マンションだけど、周りの人から隔絶して生活することが出来るのを機に行ってた彼。
だったんだけど・・・
ある日、事件が起こる。
そして、それは、マンション㊥に拡がっていき、
下層階、中層階、高層階 に分かれ、対立が始まる。
それは、容赦ない対立。
小競り合いとかのレベルではない。
狂気のレベル。
狂気が狂気を呼び、人々はどんどん狂っていき、
犬が死んだ(殺された)のをはじまりとして、自殺なのか?人が一人死に。
それからは、マンション内で、殺戮が行われて行く。
まともな人は出て行ったのだろう。
しかし、狂気に侵された人々は、その世界に残り、自らも狂気に取り込まれ、更なる狂気の中に突き進んでいくのだ。
それは、社会生活が崩壊した世界。
そのマンションの中だけで起きている、社会崩壊。
そこを出れば、現実の、秩序だった世界が開けているのに、出て行かない住人。
出て行けば安全なのに、マンションの中で戦いを続ける住人。
おかしい、おかしいよ、この人達。
狂ってる・・・・・
それぞれが、マンションの中で生き残る為に・・・・・
なんというディストピア。
それも、そのマンションの中だけの・・・・
そこから脱出するという概念が、住民から、欠如していく様・・・・
そのマンションは、試験的に建てられた第1号。
川を挟んだ向かい側に、2号もでき、また、数件の高層マンションが建設されている。
第1号マンションが狂気に囚われ、廃墟になり果てた頃、
第2号マンションで、狂気が起き始めた所で終了。
怖い。
やだ、これ。
この狂気。
映画でどうなってんのか、興味津々ではある(´・ω・`)
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