スーザン・サランドン アカデミー主演女優賞受賞作品
ショーン・ペン ベルリン国際映画祭男優賞受賞作品
死刑囚と尼僧との、死刑確定から執行までのやりとり。
死刑執行が確定したマシュー(ショーン・ペン)は、無実を訴え死刑を回避しようと尼僧のヘレン(スーザン・サランドン)に助けを求める。
過去の、彼と共犯者の行動と、現在が入り混じって話が進む。
それを観ている限り、彼は無実ではないよね。
だけど、無実を訴えるマシュー。
死刑 から逃れる為の訴え なんですね。
死刑については、アメリカでは、州ごとに違いますね。
死刑のある州、ない州。
人が人を殺すという行為。
人を殺した人を裁いて殺すという行為。
目には目を。
と言われればそれまでではありますが、それだけで決めるのはいかがなものか。
殺された被害者の遺族の心情は、そうなったものにしかわからないものがあるでしょう。
そして、殺した加害者本人の言い分は、家族の心情は?
石田衣良さんの「北斗」という作品は、加害者本人の目線で描かれていました。
まぁ、それと、この映画とは、殺人を犯すに至った経緯があまりにも違いすぎますけれども。
そして、「北斗」は、もう死んでしまいたい と思った主人公。
この映画は、なんとかして生き延びたい犯人。
マシューは、実際には、レイプした後に、その子の彼氏を殺した。
レイプされた女の子を殺したのは、一緒にレイプした仲間。
死刑を求刑されても仕方ない立場ではある・・・・・
彼が、自分の罪を受け入れ、死刑を受け入れる。
死刑を回避し、終身刑にできればそれにこした事はなかったが、そうはならなかった。
その道のりを見守った尼僧。
見守る方も辛いよね・・・・・。
死刑制度というものについて、賛否両論ありますが、
難しいですね・・・・・
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