ロバート・レッド・フォードって やっぱり男前ですよね・・・・
男前って得だよね・・・・
アカデミー賞やらゴールデングローブ賞やら、色々受賞してます。
アフリカの映像も美しくてですね。
まだ、この地球に、こんなに美しい自然が残っている土地があったんだなぁ
と、素直に感動させられます。
原作は「アフリカの日々」(アフリカの農場での翻訳もあり)
カレン・ブリクセン=アイザック(イサク)・ディネーセンの、自伝的小説。
まだ、植民地支配が旺盛だった頃の話。
アフリカという大地を、ヨーロッパの国々が奪い合いしてた時代。
主人公「カレン」も、男爵夫人という肩書欲しさに結婚したような所がある。
ついでに、ファザコンだったっぽい。
だけど、その憧れの父は彼女が10歳の時に精神を患って自殺してしまったようですけれど。
カレンの目線で話が進む。
カレンの生きた時代=植民地支配がある意味当たり前 な時代からすると、名作らしい。
確かに、この美しい自然の表現などは、名作に値する。
が、植民地支配に否を唱える今からすると、カレンの目線は横暴に感じる。
とにかく、えらそう。
話の中で、デニスがこんなコト言ってたよね。
「君は何でもワタシのもの という表現をする。僕は君のものではない。」みたいな。
頷いちゃったヨ。
大きく頷いちゃったヨ。
何でも自分の思い通りにならないと気がすまないカレン。
カレンはよかれと思ってやっているのは、重々理解してはいるんだけれどね。
カレンに悪気がないのは分かっているんだけれどもね。
その時代が、カレンにそう思わせ、言わせ、行動させていたんだ って事は、分かってはいるんだけれどもね。
でもね、
カレン、横暴。
男爵に浮気されたり、梅毒うつされて死にかけたり、酪農のハズだったのをコーヒー農場に勝手に変えられて収入安定しなかったり、収穫したもの全部燃えちゃったりで破産したり、色々苦労の連続だったのはわかっているけどね、
それでも、なんというか、先に謝っとく。
カレンに同情できんのよ・・・・
もっと一人で困れば同情してたかもしれんのですけど、
なんてたって、そこは、ホラ、デニスという存在があったからさぁ。
ヒーローが登場しちゃうから、なんか癪にさわっちゃうワケですよ。
お姫様には王子様がつきものなのね(´_ゝ`)
そうよ、羨ましくて嫉妬してるだけよ!
ものっそ人生困った感じがしないんだもん!!!
なんか、困ってなさそうなんだもん!!!
もっともっとどん底に落とされる主人公もいるやん!
比べちゃったわけね。比べる必要もないのに勝手にね(´_ゝ`)
デニスの生き方は何だろう・・・
自由に生きるからこそ、全ての責任を自分で負う。
人を縛る事をしないけれど、自分も人に縛られるのは嫌う。
悪く言えば身勝手なんかもな。
良く言えば自分にものすごく正直。
カレンにしても、デニスにしても、他の登場人物にしても、
その時代に生きた人々なんだなと思いました。
アフリカの原住民の人々が素晴らしかった。
そして美しかった。
民族独自の生活様式をいったん崩されてしまった彼等は、その後、大丈夫だったのかしら
と、ちょっと心配になるのでありました。
カレンは、自国に戻り、作家として成功しましたとさ。
めでたしめでたし。
すいません、アカデミー賞作品に、こんな感想しか書けなくて(>_<)
どうしても、カレンに感情移入ができなかった(>_<)
時代が違えば、違った感想になったんだろうなぁ~。
なんといいますか、植民地支配に対する考え方というか、歴史の受け止め方の違いが、感じ方に影響を与えるのではないかなぁ と思います。
別にこの作品は、原住民の方がたについてどうのこうの書いているわけではなく、使用人として働いている原住民の方々も、きちんと契約し、お給料をもらったうえで働いているわけだし、
カレン自身も良かれと思って、色々押しつけているワケで、別に、現地の人とカレンの関係が悪いわけでは全くないし、それについて言及する話でもないんだけれどもね。
日本だって、過去には植民地を持っていて、結構無茶苦茶していたワケですから、カレンを批判するのは間違ってるんでしょうけどね。
だけど、今の時代のワタシの間隔からすると、やっぱり受け入れられないわけなんですよね。
うーん。うーん。
文化の違い、社会の違い、思想の違い。
日本人は特有なんでしょうかねぇ・・・・
デニスとカレンがデニスの操縦する飛行機でアフリカを飛ぶシーン。
フラミンゴの集団の上を飛んでいくシーンは圧巻でした。
アカデミー賞作品は難しい。
アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)
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