カンヌ国際映画祭、タオルミーナ国際映画祭、レイキャビーク国際映画祭、キャメリメージ国際映画祭などに、出品し、ノミネートされた(賞は逃したぽい)。
けど、アメリカでの評判は芳しくなくて、結局劇場公開はしなかったんですって。
内容的には、アメリカで生きるインディアンの話で。
生活に困窮している為、色々悪いコトにも手を出して、服役したりもしたことある主人公のインディアン=ラファエルが、仕事を探して、ある事務所にたどり着きまして。
そこで、仕事があるかないかは君次第 みたいなコト言われて
家族構成とか聞かれて その時点でなんか怪しそうと思うトコだと思うんですけどね。
その後、地下みたいなトコにつれていかれて・・・
仕事はスナッフフィルムに出る事。
イコール 死ぬコト。
うげ!
そういうものがこの世に存在していることは耳にしています。
本でも読みました。
おぞましさで本閉じた。
その本触るのもイヤ・・・・・
ワタシはその本で初めてそういうものの存在を知ったんですけど・・・・
映画やら本やらを観て、読んでいると、詳しく表現されているものは少ないとはいえ、
そういうものが存在しているのは、本当なんだと・・・・・
ヒトという生き物は、どこまで残酷・残忍なんですか・・・・
この主人公=ラファエルは、家族の為に、命を捨てる事を決意する。
5万ドルで。
1/3 前払いで。
精神性の高さやら、身体能力の高さやらを褒められても それで命捨ててええのか?
でも、言い換えてみれば、
ラファエルは、そこまで生活に追い詰められていた
どうにかして、家族の生活を守りたかった
と いうことなんだろうか。
家族に良い暮らしをさせてあげたい。楽をさせてあげたい。TVの向こうに観る生活をさせてあげたい という思いと、それをさせてあげるにはお金が必要、そしてその為には仕事が欲しい、でもない。
そういう思いが彼を「死」んでお金を稼ぐことを承諾させたんだろうと推測するが、
残された1週間を、家族の為に色々してやろうと画策すればするほど、妻は疑いをもつ。
そらそうだ。
そして妻の一言
「良い暮らしより、愛情だ」と。
愛の形にも色々ありますが、妻の思いも、ラファエルの思いも、それぞれ、「愛」なんですよね。
ラファエルがお金を持っている事をしった小さい村の住人は、また悪い事して稼いだんだろうと彼に言う。
刑務所に入っている間、奥さんの世話してやるぜ と、妻を襲った男を、ラファエルは妻を守る為に殺してしまう。
そして。
自分の死とひきかえに得た5万ドルで、村人を廃墟のような村から脱出させ、自らは、約束を守り、死ぬためにあの場所に向かう。
そこで終わる。
愛とは何なのか。
生きるとは何なのか。
なぜなぜなぜなぜ。
ヒトとして生きて行くには、疑問が多すぎる。
恐ろしい映画でした・・・・・・
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