コンピューターの父(?)アラン・チューリングの伝記であり、
第二次世界大戦下で、ドイツ軍が使用した暗号機を解読する過程が描かれている。
頭のイイ人っているんだなぁ・・・
天才とは、凡人には理解されにくい人々なのかもしれません。
苦労がありましたね。
暗号解読の際も、色々とあったけど、最終的に仲間の心はひとつになっていた。
解読できた時の喜び。
5人が5人、驚きと喜びと労いと達成感と幸福感と。
解読した後が辛かったですね。
知っていても、知らせる事ができない葛藤。
勝利の為に、犠牲にしなければならない命。
それをわかった上でこなす解読作業。
ドイツ軍に、暗号解読できていることを知られないために。
知られてしまったら、もともこもなくなるから。
エニグマを解読した事で、戦争終結が2年以上はやまり、
1400万人以上の命を救った と 歴史家達はみているそうです。
もちろん、その中には犠牲になった方々も多くおられるのは事実なのだけれども。
それでも、なくなるかも知れなかった多くの命を救うことができたのは、
冷静に分析作業をこなした結果なのだろう。
この事実は50年以上も政府の機密扱いで、彼等の偉業を、世間一般の人々が知ることはなかった。
彼等も、自分たちの口から言えなかったから。言ったら反逆罪で下手すれば死刑。
歴史の奥に、このような、密やかに偉業を成し遂げた人々がまだまだ埋もれておられるのだろう・・・・
アラン・チューリングという人がいなければ、今のこのパソコンなしでは生活できない私たちは、存在しなかったのかな・・・
その時代、同性愛者は迫害を逃れられなかった。
歴史上、どの国でも、同性愛をたしなむ風土があったりしてたのは事実だというのに、なぜか、同性愛者を迫害する気風もある。
子孫を残す という事から考えると、確かに、同性だとそれは難しいから?
聖書の婚姻に起因してたりするの?
だけど、人間、なんだかんだで、そうじゃなかったりしていたのでしょう?
愛があれば、それでいいじゃないの と思ってしまいます。
アラン・チューリングという人も、同性愛者という事で、投獄され、ホルモン治療をされ、最終的には自殺、だったのでしょうか。
劇中にも、りんごがなんどか出てきますが、彼にとってのりんごは、特別なものだったんですね・・・・・
彼の名誉が回復された事は、喜ばしい事だと思います。本当に。
でも、願わくば、まずは、そういう彼の名誉を傷つけるような出来事が、そもそもなければよかったのに。
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