メジャーリーグのスカウトマンであるガス。
最近、目が見えづらい。
パソコンが普及した現在、PCを使わず、自分の足で現場に赴き、自分の目と耳で情報収集し、分析し、評価してきた。昔も今も。
そんなガスのやり方を古臭い とバカにする者もいる。
今期のドラフトが近づいてきた。
ガスが正しいか、フィリップが正しいか。
その結果次第で、ガスの来季の契約は切られるかもしれない。
心配した友人ピートが、ガスの娘:ミッキーに連絡を入れる。
ミッキーはミッキーで、次の裁判結果で、アソシエイトからマネージャーに昇格できるか否かがかかっている大事な時期。ライバルは虎視眈々とミッキーの座を狙っている。
母親が死んでから、父親との間には、わだかまりが残っているミッキー。
「父親のことなんかどうでもいい!」と口でいいながら、結局父親の元へ・・・
昔々、父親にくっついて、仕事を観てきたミッキーは、スカウトとしての勘を、父親から教わりものにしていた。
今期の目玉と言われている、強打者ボーを評価するのだ。
ガスは、散々、「うちのチームには、バッターよりピッチャーが必要」と言っているが、フィリップはボーを押している。
ガスに勝ちたいフィリップは、他所のエリア担当者をこっそり見にいかせ、情報を集めていた。
最終的に、ガスとミッキーは、ボーはカーブが打てない。と評価。ピッチャーを取れというが、オーナーはフィリップの言い分を取り、ボーを一位指名した。
ガスの契約解除は決定的。
そしてミッキーも、父の手伝いをしている間にライバルに先を越されてしまう。
だけど、二人は、一緒に行動していたこの期間に、昔のわだかまりをほぐすことができた。
それでよしとしようと思う二人。
モーテルを引き払おうとしていたその日。
モーテルの経営者の子どもたちがキャッチボールをしているのを耳にするミッキー。
彼は、球場でピーナツを売っていた時、ボーに一袋投げた彼だった。
そして。
ボーのお披露目の所に、その彼をテスト生として連れて行く事をピートに承諾させていたミッキー。
打撃練習用のピッチャーとして、彼に投げさせる。
カーブが打てない事を証明してやろうというミッキーとガス。
そんな事はない。そうだったら首でもいいというフィリップ。
ボーは、カーブとわかっていても打てないのでありました。
会社から、やっぱり君じゃないとダメだ。もどってきてくれ と言われたのを無視するミッキー。彼女は、球団のマネジメント&スカウトとして雇われる。
ガスも、昇給つきで、契約更新。
フィリップはクビと言われて・・・・・
あいまにミッキーのロマンスもあって、そっちもすったもんだあったけど、うまくいきました。
最後は大団円で、ニマっとできる、家族ドラマでっす。
父は父で、娘は娘で、お互いを愛していたのに、きちんと伝えあう事ができなかったんだね。
お互いの事を思いやりすぎたがためにね。
聞く事すらできなかったんだよね。
それですれちがってしまっていた二人の心。
そんな二人を取り持ったのが、ピートでしたね。
そばで観ていて、ピートはずっと、気づいていたんだろうな。
ジョン・グッドマンっていいよね~。
バートン・フィンクの時は怖かったけどね~www
すれちがい、思い違いって結構あると思うんです。
でも、ちゃんとわかりあえる、そうする意志がお互いにあれば。
これ観て、バック・シャッツ映画化すんならイーストウッドがいいなぁ と 改めて思ったんですけど、どうでしょう?
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