バーシリーズ(?)ばっかり読んでたので、こういうのは珍しかった。
でも、語り口は、鯨先生ですね。うん。
話は重いけど、軽快。
いつも(?)だと、脱線したんじゃなかろうかと思われる方向に話が行きつつ、修正かける担当者が話を戻すってカンジですけれども、これは、軽快な語り口だけれどもシリアスに話が進みます。
ただ、ある筋に向かって話が進んでいると思っていたら、突然違う方向に誘導されていく。
なんといいますか、目が離せないんです。
え?
ええ?
えええ?
と 思っている間に、話がどんどん進んでいく。
愛美を鈍器で殴ったのは いったい誰なのか。
殴られ記憶喪失になってしまった愛美。
そんな彼女に、実の父親が死にかけている。しかも大金持ちで、遺産相続問題が・・・
そして、彼氏だという男が3人現れる。
住んでいたアバートが1週間以内に解約で、その後住む所がナイ。
など、なんだか、色々なコトが、一気に押し寄せてきて、ただでさえ、記憶喪失だというのに、考える余裕がない。でも、なんとかしないといけない。
3人出てきた彼氏 も、本当にみんなと付き合っていたのか
ストーカーがその中に紛れているのか
会社の同僚も、大学の友人も、愛美の彼氏について知らないので、わからない・・・
遺産目当ての男が近寄ってきた可能性もあるし・・・
そうこうしてたら、お母さんの家も放火に合うし・・・
お父さんの妻だった人の妹も遺産狙ってるし・・・・他人のハズなのに・・・
なんといいますか。
遺産相続問題って、大変・・・・
愛美のお母さんは、お父さんと結婚しなかった。
認知はされている。
実際に、お父さんと結婚した弓子さんに、子供は2人いるが、愛美の方が年上。
と、いうことで、
愛美のお母さんは、お父さんが、実際の奥さんと結婚する前に付き合っていたワケで、
愛人という表現は、なんかしっくりこないんですよね。
なのに、愛美のお母さんは、愛人よばわりされるんですよね。
愛人ではなく、昔の彼女 だよなぁ・・・
と いうことを、文中で語っているのも、なんか、この作者らしい気がいたしました。
で、まぁ、3人の男のうち、誰が本当に付き合っていた人なのか。
という謎と、
愛美を襲った犯人は誰なのか
という謎が 解明された時、
「逃げて!!!!!」と、さけびそうになりましたwww
まぁ、なんだかんだで、無事解決。
PR
この記事にコメントする